【息子への手紙】今のパパの仕事と教育について

【息子への手紙】今のパパの仕事と教育について

息子へ、

今、パパは会社の人事部ってところで社内の教育担当をしています。

元々は建設部っていうところにいて、海外に行って工事したり建設にかかるお金を計算してたりしたんだけど、君が産まれてくるときに半年間のお休みを取って、復帰するときに今の部署に来たんだ。

それで、前から興味があった教育をするチームに入ったんだよ。

今日はその教育について、思っていることを書くね。

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教育って言ってもいろんな意味にとれると思う。今日使ってる教育って言葉は、「何かをする上で必要な知識を誰かに与えること」っていう意味で使おう。

例えば、パパが今やっているのは、会社に新しく入った人たちに、会社で働いていくために必要な知識を与えるために「教育」してる。

小学校では、6歳から12歳の人に、生きていくうえで必要な基礎的な知識を与えるために「教育」してる。

なんとなく分かるかな?

それでね、パパがずっと考えてるのは、どうやったら短い時間でたくさんの知識を与えられるんだろう?ってこと。

同じ量の知識をつけるにしても、時間が短ければ短いほど、他のことに時間を使えるからね。

友達と遊んでもいいし、おいしいものを食べてもいいし、寝てもいい。

パパだけじゃなくって、色んな人が同じようにいろんな方法を考えていると思う。

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今の教育は、必要な知識を先に決めて、それをだいたい同じ量になるようにグループにして、名前を付けて、教えていく方法をとってる。

国語、算数、理科、社会、みたいにね。

この教育方法は例えるなら、ジグソーパズルを埋めていくようなやり方って言えるんじゃないかな。

一つとして同じピースはなくて、全部埋まって初めて完成するって感じ。

でもね、パズルならうまくいくけど、知識ってそんなに簡単じゃないと思うんだよね。

一回習ったことは絶対忘れないんならいいけど、そんなことは絶対ないと思う。

パパもママも、よく忘れ物するよね。

だから、何回も何回も同じことを学ばないといけないし、今日勉強したことと昨日勉強したことがつながっていた方がいいと思うんだ。

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そこで、パパは今のジグソーパズル式教育にかわる、新しい教育方法を考えてる。

その名も、「ミルフィーユ式教育」。

ミルフィーユって知ってる??薄い生地の上に薄ーくクリームを塗って、その上から生地を重ねてまたクリームを塗って、って繰り返して作るケーキのこと。すごく美味しいんだよ!

これを教育でも使おうってこと。よくわかんないよね笑

簡単に言うと、同じテーマを使って色んな分野を勉強していこうってこと。

例えば、農業をテーマにして、今日は国語、明日は算数、その次は社会、理科、って感じで学んでいく感じ。

国語なら、周りの農家さんとの話をしたり、農協からの通達を読んだり、買ってくれた人への手紙を書いたりする。

算数なら、収穫した野菜の数を数えたり、売値を決めたり、利益を計算したり。

社会なら、農業の法律を学んだり、昔の農業と人々の生活について学んだり。

理科なら、植物の種類と葉っぱの形の関係とか、農薬の種類と効き目について学んだり。

農業っていう一つのテーマを題材にして、色んな分野を勉強できるようにすると、違う分野のことがどこかで繋がると思うんだよね。

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学校の教育を例に説明したけど、会社の教育はもっと単純だよ。

パパの会社は、石油とか天然ガスっていうエネルギーを作るための燃料を作る装置を作っているんだけど、それを題材にして色んな分野のことを教えたらいいだけ。

もちろん、今もそうやってるんだけど、新しく会社に入った人たちはほとんど知識がない状態だから、一般的な知識を教えてるだけなんだよね。

だから今日の講義と昨日の講義のつながりがほとんどない状態。さっきの例でいうと、ジグソーパズル式。

パパはこれをミルフィーユ式に変えたくて、今計画中なんだ。

来年の春にはこれを完成させたいんだけど、色んな人に手伝ってもらわないと難しい。

知らないことばっかりだしね。

でも頑張るよ。

完成したらまた紹介するね。