【こども医療センター】【寄附】妻と息子がお世話になったので、恩返しの方法を考えてみた

みなさん、寄附、してますか?
僕はこの度、神奈川県立こども医療センター(以下、KCMC)新生児科の、寄附アンバサダーに就任しました!
寄附アンバサダーとは、今よりもっと寄附を集めるために、様々な活動をする人のことです。
(僕が名づけました。)
今日は、なぜ寄附アンバサダーになったのか、具体的に何をするのか、これまでどんな活動をしたのか、これからどうしたいのかを紹介したいと思います。
なぜ寄附アンバサダーになったの?
まずは、病院の説明から。
KCMC とは、妻が前期破水を伴う切迫早産と診断され、近所のクリニックから緊急転送された大病院です。
息子ももちろん、産まれた瞬間からここの NICU で面倒を見てもらい、退院した今でも 新生児科、眼科、整形外科、リハビリ科、皮膚科 の外来でお世話になっています。
この病院には、感謝してもしきれない、返しても返しきれないほどの恩があります。
どうやってこの恩を返していこうか考えていた時、特にお世話になった新生児科の先生の悩みを知りました。
それが、寄附をもっと集めたい、ということです。
もっと集めたい、と思っている背景には、いろんな状況があるのではないかと推測します。
先生に伺った話と、僕の考えをまとめます。
- 目指している NICU と現状の間にかい離がある
- 県の財政難で予算が減少傾向にある
- 他府県の病院に比べて規模・実績に対して寄附が少ない
僕は、この話を聞いて、この問題を解決することをライフワークとすることを決心。
こうして、晴れて KCMC 新生児科の寄附アンバサダーに就任することが決まりました。
ちなみに、もともと寄附アンバサダーというポジションは用意されておらず、自称しているだけです!笑
でもいいんです。今よりもっと寄附が集まれば。
具体的に何をするの?
アンバサダーとしての記念すべき第1アクションはもちろん、寄附、ですね。
自分がしていないのに、もっと寄附を!と言っても、全く説得力がないので。
妻や息子が受けた恩に比べるとわずかですが、まずはできることから。
三万円寄附いたしました。
さあ、ここからは自分ではない人から如何にして寄附を集めるか、について考えたいと思います。
僕は、実際に寄附をするまでには6つの状態があると考えました。
KCMC のことを知らない状態から始まり、病院の認知、新生児科の認知、ビジョンの認知、寄附の認知、そして寄附の実行です。
寄附を今よりも集めるための施策はいろいろ思いつきますが、
「何のために行うのか」「どうやってその効果を検証するのか」「それはお金をかけてやるべきことなのか」
などを検証する術がなければ、せっかくの活動も無駄になってしまう可能性があります。
例えば、⑤が1,000人いて、⑥が10人だったとします。
一人当たりの平均寄附額は、1万円だとしましょう。
⑤を増やすために、5人のスタッフを雇って 1,000 枚配るという施策はやるべきでしょうか。
1,000人に認知してもらって期待できる寄附額は10万円です。
人件費が一人当たり 5,000 円とすると、5人で 25,000 円。
印刷費が 1 枚 10 円としたら 1,000 枚で 1 万円。
合計で 35,000 円。
収支がプラスになるので、やるべき!ですね。
こうやって、一つ一つのアクションとその効果を予想しながら進めていきたいと思っています。
これまでどんなことをしたの?
さっそく行ったアクションを二つ紹介します。
一つ目は、寄附をした人の感想を書くことです。(⑤→⑥の施策)
これは以前参加した NewsPicks アカデミアのイベント「Jリーグキックオフシンポジウム」にて、ホリエモン氏が紹介していたクラウドファンディングでお金を集めるコツを参考にしています。
ホリエモン氏が参加している、民間企業によるロケット開発事業の為のクラウドファンディングを募るために、PR 動画を作成したときのことです。
普通なら、ロケットの制作風景や発射イベントの動画を使うところですが、この時はお金を提供した人がロケットを見て興奮したり喜んだりしている様子の動画を使ったそうです。
これは、お金を提供したらこんな体験ができるよ!ということをアピールしているのです。
なので、僕もそれにならって、寄附をしたらこんな気持ちになれるかも!ということを紹介したくて書きました。
さっそく先生のブログに掲載してもらっています。
(効果のほどは、まだわかりません。)
二つ目は、寄附プロセスが一目でわかるポンチ絵の作成です。(⑤→⑥の施策)
現在、KCMC への寄附をするには二つの方法があります。
寄附をするつもりの人はこれを読んでやるとは思いますが、どうしようかなーと思っている人がこれを見たらやる気をなくしてしまうんじゃないかと思いました。
ちょっと分かりにくいですね。
なので、ポンチ絵を作成してみました。(メールでの申請ルート)
どうでしょうか?
番号を振った方がいいかな?
狙いとしては、ブログや SNS を使って寄附を呼びかける際に、「結構簡単ですよ!」とアピールすることです。
実際、僕はメールでのルートで寄附をしましたが、そんなに手間は感じませんでした。
現在、このポンチ絵を先生に送付し、日の目を見るのを待っています笑
今後の活動は?
これまで行った二つのアクションは、どちらも⑤→⑥の施策でした。
これは、⑤と⑥の間に大きな隔たりがあり、あまりお金をかけなくとも効果的な手が打てるのではないか、と考えたからです。
今検討してもらっているのは、クレジットカード決済による寄附を可能にすることです。
これも⑤→⑥の施策ですね。
例えば、東京にある国立成育医療研究センターはクレジットカード決済が可能で、毎月 1,000 円を自動引き落とし、という設定もできます。
⑤→⑥の施策が一通りできたら、上流の手を打っていきたいと思っています。
今はとにかくやれることからどんどんやっていこうと思います。
恩返しになればいいな。