【2018年版】生命保険に入る前に確認すべき!遺族年金でもらえる額を解説!

【2018年版】生命保険に入る前に確認すべき!遺族年金でもらえる額を解説!

みなさん、生命保険、入ってますか?

 

僕は息子が産まれるときに入りました。

 

生命保険って業者がたくさんあるし、周りの人に聞いてもいまいちどれが一番いいのか、分からないですよね。

 

僕は、営業の方から話を聞いたり、本を読んだりしてじっくり勉強してから決めました。

 

その時感じたことは、しっかり社会保険について説明してくれる人があんまりいない!ということです。

 

生命保険に入る前に、国から受けられる保障を確認しておかないと、不必要に高額の保険に入ってしまう可能性がある、というのに です。

 

ということで、本記事では、社会保険労務士を目指して勉強していた筆者が、2018年3月現在の情報をもとに、生命保険に入る前に確認すべき社会保険を解説します!

 

僕たちは既に社会保険に加入している

 

そうなんです。

 

僕たちは既に保険に加入しているんです。

 

正確に言うと、会社員または公務員はみんな加入しています。

 

この保険、なかなかの優れもので、いろんな保険が入っています。

 

健康保険・厚生年金保険・介護保険・雇用保険・労働者災害補償保険の5つ!

 

すごい!

 

例えば、育休中にもらえる育児休業給付金の支給元は、雇用保険。

 

息子の NICU での毎月100万円を超える医療費を負担してくれたのは、健康保険。

 

今回、加入を検討する生命保険は、自分が死んでしまったときに、

残された家族が生活をしていくためのお金を補てんするために加入するものですが、

この社会保険の中にもその機能が含まれているんです。

 

それが、厚生年金保険(と基礎年金)。

 

年金って65歳以上になってからしかもらえないんじゃないの!?と思いがちですが、そうではありません。

 

遺族年金というのがあって、保険加入者が死亡したときは遺族に対して年金が支払われます。

 

厚生年金と基礎年金

 

まずは、年金の種類から説明します。

 

基礎年金(国民年金):日本国内に居住している20歳以上60才未満が加入

 

厚生年金:会社員や公務員が加入

 

会社員や公務員は、基礎年金と厚生年金の両方に加入していることになるので、

もらえる年金も2つです。これを二階建て年金と言ったりします。

 

厚生労働省 HP で公的年金制度をマンガで学べるので、興味があれば行ってみてください!

http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/structure/structure03.html

 

加入費は、基礎年金:16,340円/月、厚生年金+基礎年金:標準報酬月額の 18.3 %、となっています。

 

*標準報酬月額というのは、税引き前、手当込の、額面の月収のようなものです。また、18.3% のうち半分は会社負担なので、個人が負担する額は 9.15 % です。

 

このそれぞれに対し、老齢年金、遺族年金、障害年金があります。

 

生命保険の加入を考える上で考慮すべきなのは、遺族年金ですね。

 

それで、いくらもらえるの?

 

では、本題のいくら年金でもらえるのか、について説明します。

 

想定する家族構成としては、夫(会社員)、妻(専業主婦)、子供、の三人家族です。

 

稼ぎ頭である夫が死亡したときにもらえるのは、遺族基礎年金と遺族厚生年金です。

 

年間、いくらぐらいもらえるのか、試算してみます。

 

想定:23歳で就職、28歳で結婚、30歳で出産、初任給20万円、毎年1万円ずつ月収増加、残業は月20時間、ボーナスは2.5か月分。

こんな感じです。

 

グラフの見方を説明します。

 

横軸が夫の年齢、縦軸がもらえる年金の額です。

 

!!注意!!

  1. このグラフは、夫が死亡した際に決定する年金額を示しています。死亡してから年金額が上がっていくことはありません。
  2. 30歳未満の子のない妻は、遺族厚生年金は5年間の有期給付です。

!!注意!!

 

ポイントは、遺族基礎年金は子供がいないともらえないことや、

遺族厚生年金は若くても意外とたくさんもらえるということでしょうか。

 

受給者(妻)が65歳以降は、遺族年金から老齢年金にスイッチします。

 

老齢年金より少なくなってしまうようなら遺族年金との差分を補てんしてもらえるので、

支給額が遺族厚生年金(オレンジ部分)より少なくなることはないですね。

 

例えば、31歳で基本給が24万円、年収が440万円の夫が、31歳の妻と1歳の子供を残して死亡したときは、

遺族厚生年金と遺族基礎年金合わせて大体145万円/年もらえます。

 

月額に直すと、12万円。

 

これが子供が18歳になって独立するまでもらえます。

 

子供が独立した後は、遺族基礎年金がもらえなくなる代わりに受給者(妻)が65歳になるまで、

厚生年金の中高齢加算というものが、年間 58.5 万円もらえます。

 

妻が65歳になるまでにもらえる額の総和は、、、

約 4,370 万円です。

 

足りない部分を生命保険で補う

 

そして、社会保険で足りない部分を、生命保険でまかなう訳です。

 

その前にまず、生命保険に入る目的をはっきりさせましょう。

 

「保険」というのは、①いつ来るか予測できない出来事に対して、②対応できない出費を賄うため、に入るものです。

 

なので、いつ死ぬか分かっている場合(そんな人はいないと思いますが。。)や、

死んだとしても残された家族を養うだけの財産を持っている人は、入る必要はありません。

 

うちの状況を考えると、息子が産まれてから18歳で独立するまでの期間、

僕がいなくなってしまったら妻は息子の面倒見ながら仕事をするのが難しくなります。

 

なので、その間の生活費と養育費を、手持ちの財産と社会保障と生命保険料から出せるようにしておく必要があります。

 

先ほどの試算により、息子が独立するまでの間は、月額十数万円はもらえることがわかりました。

 

生活費としては十分ではないかと思います。

 

さらに、子供一人を独立させるには、大体 3,000 万円必要だといわれていますね。

 

うちはこんなに資産はないので、ここを生命保険でまかなうことにしました。

 

保険の種類ですが、掛け捨ての10年満期、死亡・高度障害に対して3,000万円の補償です。

 

これは言い換えると、10年間働きながら無事に息子を育てることができれば、

残りの8年間分の養育費はその間に貯めることができるはずだ、ということです。

 

なぜ運用型ではなく掛け捨てにしたのかというと、保険と資産運用は必要な期間が異なるため、

分離して管理すべきだと考えたからです。

最後に

 

日本は、社会保障費が年々増えていて、問題になっていますよね。

 

今後も同じような額がもらえるとは限りません。

 

なので、日ごろから「年金」や「社会保障」というワードに関心を持って日々のニュースに目を向け、

制度が変わったら保険や資産運用をチューニングできるようになっておくことが大事です。

 

保険は自分や愛する家族を守るための大切な手段の一つですが、

リスクを過大に評価し、無駄なコストをかけないよう、賢く付き合う必要がありますね。

 

個人的には、高い保険に入るより、日々の生活習慣を整える、食事に気を使う、人間ドックやピロリ菌検査などを定期的に受ける、

といった、無駄死にしないために時間やお金を費やした方がずっといいと思いました。

 

と、いうことで、今度人生初の人間ドックを受けてきます!

 

参考

厚生労働省 HP : http://www.mhlw.go.jp/

日本年金機構 HP : http://www.nenkin.go.jp/index.html

 

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